祈り
- はらだまほ
- 2019年9月27日
- 読了時間: 1分
最近、もう一度お会いしたかった方のお別れの会があった。
お世話になったのだけれど、私は、どうしてもその場に行く事ができなくて、
代わりに舞台を観に行った。
舞台はとても美しい舞台だった。
死と生が繰り返し繰り返し移り変わり、レクイエムのような歌声が常に響く。
身体が整備されすぎていたような気もしたけれど、美しい、神聖な舞台だった。
終わった後はなんだか言葉にできなくて、ぼーっとしながら帰った。
頭で認知しきれない、感情や情報をたくさん受け取ったんだと思う。

死ぬ、ということについて最近考える。
死と名付けられた出来事は、誰も語ることができない。
未体験の者の視点からしか語れない。
私は、美しい舞台を観ながらお別れの会の主役の人たちを思い浮かべた。
祈りのような、叫びのような歌を聴きながら、
ありがとうございました、と自然と思い浮かべていた。
近しい人がそれなりに急に亡くなった時、私は創作の真っ只中だった。
当然作品にもそのことに影響されたシーンが立ち現れ、大切なシーンとなった。
お葬式に行くよりも私にとっては自然な送り方だった。
そして、その作品はいつか再演したい作品の1つとなった。
私の送り方はこうなのだろう、と思う。
ありがとうございました。
Comments